社長メッセージ

株主ならびにお取引をいただく皆様には、平素より格別のお引き立てを賜り、厚く御礼を申し上げます。

2020年度におけるわが国の経済は、新型コロナウイルス感染症の影響により、依然として国内外経済が厳しい状況にあるなか、企業収益の大幅な減少のほか、雇用・所得環境ならびに個人消費の動きに弱さがみられるなど、先行き不透明な状況が続きました。

住宅市場につきましては、政府の住宅取得支援策や住宅ローンの低金利環境が継続したものの、新設住宅着工戸数は、前年同期を下回りました。また、住宅ローン市場におきましても、住宅市場同様に弱い動きが続きました。

このような事業環境のもと、当社は、新型コロナウイルスの感染防止対策を講じながら、中期経営計画「Beyond the Border」の基本方針である「事業規模拡大」、「事業領域拡大」ならびに「企業価値向上」の課題を中心に各種施策に取り組んでまいりました。

事業規模拡大におきましては、新規貸出市場および既存貸出市場でのシェア拡大のための施策に取り組みました。新規貸出市場のシェア拡大につきましては、提携金融機関との関係強化や未提携金融機関との新規契約締結に取り組みました。提携金融機関との関係強化につきましては、当社保証の利用率向上のため、当社保証商品についての説明会や勉強会を実施しました。また、例年ご好評いただいておりますキャンペーンを実施し住宅ローン獲得に向けた営業推進にお役立ていただきました。未提携金融機関との新規契約締結につきましては、当事業年度において、銀行3行、信用組合1組合、JA5組合、その他1社の合計10機関と契約締結に至りました。また、既存貸出市場のシェア拡大につきましては、他の保証会社の株式取得による子会社化の実施や、吸収分割による保証債務の承継など保証債務残高増加に向けた取り組みを継続しました。

事業領域拡大におきましては、子会社であるあけぼの債権回収株式会社の活用として、債権買取や債権管理回収受託に向けた提案活動を継続しました。また、前事業年度で子会社化した、みのり信用保証株式会社につきましては、新たな事業展開を図るべく金融機関との新規契約締結を致しました。

企業価値向上におきましては、さまざまな社会課題の中から当社が優先的に取り組むべき重要課題を特定したほか、重要課題の解決を通じてSDGs(持続可能な開発目標)の達成に貢献すべく、「全国保証SDGs宣言」を制定しました。

当社は2020年度より中期経営計画「Beyond the Border」をスタートしております。
本計画では、「積み上げた信⽤と信頼を礎とし、国内トップの保証会社として確固たる地位を確⽴する」をビジョンに掲げ、①事業規模拡⼤、②事業領域拡⼤、③企業価値向上、の3つの基本⽅針に基づき各種施策を⾏ってまいります。さまざまな施策を着実に実⾏し、更なる業容拡⼤に努めてまいりますので、今後とも⼀層のご⽀援、ご鞭撻を賜りますよう、⼼よりお願い申し上げます。

代表取締役社長 石川英治