社長メッセージ

株主ならびにお取引をいただく皆様には、平素より格別のお引き立てを賜り、厚く御礼を申し上げます。

2021年度におけるわが国の経済は、新型コロナウイルス感染症の影響により、依然として厳しい状況にあるなか、企業収益の一部に持ち直しの動きがみられたものの、雇用・所得環境ならびに個人消費の動きに弱さがみられるなど、先行き不透明な状況が続きました。

住宅市場につきましては、政府の住宅取得支援策や住宅ローンの低金利環境が継続するなか、新設住宅着工戸数は、前年同期を上回りました。また、住宅ローン市場におきましても、住宅市場同様に持ち直しの動きが続きました。

このような事業環境のもと、当社は中期経営計画「Beyond the Border」の基本方針である「事業規模拡大」、「事業領域拡大」ならびに「企業価値向上」の課題を中心に各種施策に取り組んでまいりました。

事業規模拡大におきましては、金融機関との関係強化や既存住宅ローン市場へのアプローチに取り組みました。金融機関との関係強化につきましては、提携金融機関の利用率向上のため、当社保証商品の説明会や勉強会を実施したほか、例年ご好評いただいておりますキャンペーンを実施し、住宅ローン獲得に向けた営業推進にお役立ていただきました。既存住宅ローン市場へのアプローチにつきましては、他社の保証債務承継やRMBS(住宅ローン担保証券)取得などに取り組みました。

事業領域拡大におきましては、当事業年度に開始した、当社の豊富なノウハウとデータを活用したAIによる住宅ローン審査サービスの利用者数増加や、新たな事業展開に向けて取り組みました。また、子会社を活用した事業領域拡大を図るべく、債権管理業務の業務受託や、住宅ローン保証におけるニッチ市場の開拓に取り組みました。

企業価値向上におきましては、コーポレートガバナンスの充実や働きやすい職場環境づくりなど、重要課題(マテリアリティ)解決に取り組んだほか、非財務情報の開示充実を図りました。

当社は2020年度より中期経営計画「Beyond the Border」をスタートしております。
本計画では、「積み上げた信⽤と信頼を礎とし、国内トップの保証会社として確固たる地位を確⽴する」をビジョンに掲げ、①事業規模拡⼤、②事業領域拡⼤、③企業価値向上、の3つの基本⽅針に基づき各種施策を⾏ってまいります。さまざまな施策を着実に実⾏し、更なる業容拡⼤に努めてまいりますので、今後とも⼀層のご⽀援、ご鞭撻を賜りますよう、⼼よりお願い申し上げます。

代表取締役社長 石川英治